Q1-3-4
空間線量率の減少の特徴は。土地利用状況や人間活動等の影響はあるのか。

空間線量率の減少傾向は、土地利用状況及び人間活動の有無によって異なることが分かりました。

走行サーベイによる道路上の測定結果を解析することにより、空間線量率の減少傾向の特徴が明らかになってきました。

土地利用状況の影響

建物用地周辺道路では空間線量率の減少が早く、
森林に分類される地域内の道路では遅いことがわかりました。

避難指示区域内外の違い

避難指示区域内外で事故後の線量率の減少傾向に
違いがあることがわかりました。

  • 土地利用状況による空間線量率減少率の違いは、人工建造物に付着した放射性セシウムが除去されやすいこと、森林内の放射性セシウムは系外へ移動しにくいこと等を反映しています。
  • 事故後早い時期に避難指示区域内(人間活動が少ない)に比べ区域外で空間線量率の減少が早い原因として、除染のみならず人間活動全般により線量率の減少が加速されることが推察されます。
(原子力機構が平成26年度原子力規制庁の委託業務を実施する中で得た知見をもとに作成)

参考文献

1) 原子力規制委員会,“平成28年度東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の分布データの集約事業報告書”.