廃止措置に向けた取り組みDECOMMISSIONING

燃料デブリの性状把握に関する研究と人材育成カンファレンスを開催

燃料デブリの性状把握に関する研究と人材育成カンファレンスを開催

 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 廃炉国際共同研究センター(CLADS)では、福井大学との共同開催で、平成29年9月5日(火)に福島県双葉郡富岡町文化交流センター「学びの森」、6日(水)に福島県双葉郡楢葉町「展望の宿 天神」において、今年度第3回の福島リサーチカンファレンスとして、廃止措置研究の促進と若手研究員の育成に焦点を置いた「燃料デブリの性状把握に関する研究と人材育成カンファレンス(ConFDec2017)」を開催しました。
 9月5日(火)は基調講演(一般公開、プレス公開)とグループ討論が行われ、約50名が参加しました。基調講演では、国際廃炉研究開発機構(IRID)奥住氏から福島第一原子力発電所の現状と燃料デブリ取出しの技術課題に関する講演があり、続いて、CLADS及び大学の研究員から燃料デブリ関連の研究報告を行い、基調講演後は、大学及び原子力機構の若手研究者によるグループ討論として、テーマ毎の小グループ(7~8人)に分かれて、英語による討論を行いました。討論のテーマは燃料デブリに関する基礎研究、廃炉の必要性や重要性等に関するものであり、各グループとも活発な討論が行われました。
 9月6日(水)は前日のグループ討議の結果を、各グループの大学生が発表し、これについて参加者全員での活発な議論が行われました。
 議論を通じて、国内外の連携の重要性が再認識されるとともに、廃炉に関わる人材の確保・育成を進めるためには、学生が参加しやすい基礎研究分野の拡充や研究支援システムの構築等が必要であるとの意見も出されました。今回のカンファレンスでは、参加者の約1/3が大学関係者であり、また、約半数が20~30歳台の若手研究者でしたが、参加した学生等からは、国内外の研究者との英語での討論やコミュニケーションは大学生活では得難い貴重な経験であったとの感想が寄せられました。また、他の参加者からも好評であり、来年以降の開催についても強い期待が寄せられました。

カンファレンス集合写真

基調講演の様子
グループ討議および発表の様子