環境回復に向けた取り組みENVIRONMENTAL

放射線計測フォーラム福島

開催案内

放射線計測フォーラム福島

主催者あいさつ

神野郁夫 (京都大学)

 我々は放射線物理や放射線計測の専門家の集まりとして,昨年度,日本学術振興会に「放射線科学とその応用第186委員会」を設立しました.大学・研究所の研究者が27名程度,企業もおよそ同じ数,参加していただき,毎年,4,5回の委員会・研究会を開催し,活発な活動が行われています.
 本年9月に福島市で,東電福島第一原発事故関連の研究会を行いましたが,空,地上,海中など,様々な場所で放射能・放射線の測定をしている人たちがお互いの活動を知らないのではないか,と私は感じました.また,原発事故復興のための様々なニーズが発信されているようですが,我々にはあまり届いていません.同様に,我々も放射線計測の専門家として,事故からの復興に役立ちたいと考えていますが,どのようなニーズがあるか,把握できていません.
 放射線計測フォーラム福島では,このような情報の行き違いを整理して,お互いのニーズ,シーズを認識しあう,ということを目的としています.また,陸,海,空など,様々な分野,場所で,放射線・放射能の測定,分析をしている方々から,活動内容や課題などを伺いたいと思い,地元の研究拠点である福島大学環境放射能研究所との共催で標記フォーラムを開催することに致しました.
 原発事故に関する放射線計測の様々な活動を進める上で,交流・意見交換を通して本フォーラムが課題解決・検討の場になれば,と思っております.すぐに解決策を提案できるとは思いませんが,少し先には何らかのアイディアが出るかもしれません.課題を提起して頂くことにより,現場の方々と一緒にアイディアを出して行きたいと思っています.
 他分野の専門家同士の繋がりを作ることで全日本の力を集結し,原発事故からの復興に向かって行きましょう.

共催者あいさつ

高橋隆行 (福島大学)

 福島県土の70%は急峻な森林地帯であり,温帯多雨の気候に属します。このような環境中での放射能のダイナミクスは,多くが未解明です。したがって,現在の汚染状況がどうなっているのか,また今後どのように推移して行くのか,それを長期にわたり,かつ広範に計測することは,問題を正確に把握し,的確な計画を構築するために不可欠です。
 このような中,放射能・放射線の測定をしている研究者が集い,互いの活動内容を知ることの意義は小さくありません。また,それぞれの計測結果が相互に比較可能となるような標準化作業も今後必要となるでしょう。そして何より,このような活動を積み重ねていくことがきわめて重要であることは言うまでもありません。
 福島大学環境放射能研究所は,特に,現場に近いという特性を生かしたフィールド研究を中心に,広く世界に開かれ,その英知を結集した環境放射能動態に関する先端研究拠点となることを目指して平成25年7月1日に設立されました。各研究者の方々には,是非現場に出向き,さまざまな状況を直接見て聴いていただきたいと思います。そのためのベースキャンプとして,本研究所をご活用ください。
 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染の問題の解決には,長期間にわたるさまざまな分野の方々の協力が不可欠です。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

フォーラムに関するご意見

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放射線計測フォーラム福島事務局 
rmf-fukushima@jaea.go.jp

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