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日本原子力研究開発機構及び宇宙航空研究開発機構による小型無人航空機を利用した放射線モニタリングシステムに関する共同研究について

【発表のポイント】

原子力機構とJAXAは双方の技術を持ち寄り、長距離飛行が可能な無人航空機による放射線モニタリングシステムの開発に向けて共同研究を開始
本システムは、汚染区域の広範囲なモニタリングを可能とし、緊急時のモニタリングへの適用も可能 有人ヘリによる航空機モニタリングと無人ヘリサーベイを補完するシステムとして貢献に期待

日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)と宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、平成24年6月より小型無人航空機を利用した放射線モニタリングシステムについて共同研究をすることに合意しました。

これまで原子力機構では、自律飛行型無人ヘリコプターを用いた航空モニタリングを行ってきましたが、無人ヘリコプターを用いた放射線モニタリングは、地表からの距離が比較的近い位置での飛行となり詳細なモニタリングには利点があるものの、操縦者が遠隔コントロールするために目視範囲内での飛行が条件となり、山林の奥まった場所や山林火災等の人が近づくことのできない条件下では利用することが難しいという課題がありました。

またJAXAでは、これまで小型無人航空機の飛行性能向上や制御技術をはじめとする種々の研究開発を行ってきましたが、今後の小型無人航空機の利用拡大に向けて、飛行性能と信頼性のさらなる向上のための研究を進めて参りました。

本共同研究においては、JAXAが開発する放射線モニタリングに適した小型無人航空機技術(図1と表1参照)と、原子力機構が持つ無人ヘリコプター用の検出器やモニタリングシステムを改良した技術(図2参照)を組み合わせて利用するもので、これら技術の一層の進展が図られるとともに、東京電力株式会社福島第一原子力発電所周辺等の放射性物質の汚染状況をより適確に把握することができることから、社会に一層貢献できるものと期待しております。

1.共同研究実施期間

平成24年6月~平成27年3月

2.主な研究項目

  • 放射性モニタリング用小型無人航空機システムの研究
  • 無人航空機用放射線検出器の研究
  • 線量測定リアルタイム・モニタ機能の研究
  • 観測飛行能力向上技術及び無人航空機システムの信頼性向上の研究
  • 小型無人航空機を用いた放射線モニタリング運用方法の構築